建設業、トラック・バス・タクシードライバー、医師の
「働き方改革」を進めるため、時間外労働の上限規制が適用となります!
長時間労働の解消などによる労働環境の改善により、
働く人、一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指します。
▶トラック業界
トラックドライバーは自動車運転の業務の中でも、
特に労働時間が長い業務であり、
全産業平均と比べて、
年間労働時間が400時間程度長い状況にあります!
荷物を積み込む、下ろすまでの待機時間の改善など、
荷主の立場から何も対策をしなければ、
2024年度には約14%、2030年度には約34%の輸送能力が不足する可能性があると言われています。
▶2024年4月以降の上限規制
トラックドライバーには2024年4月以降、以下の上限規制が適用されます。
原則、月45時間以内、年360時間以内
臨時的にこれを超える必要がある場合でも、年960時間以内
▶2024年4月以降の改善基準告示
1日の拘束時間 ⇒ 13時間を超えないことを原則とし、最大でも15時間
1年・1月の拘束時間 ⇒ 年3,300時間以内、月284時間以内
1日の休息期間 ⇒ 11時間以上を基本とし、9時間を下回らない
運転時間 ⇒ 2日平均1日9時間以内
▶ひとりひとりができることをしよう!
社会保険労務士/大﨑友和
● 自分の都合で何度も再配達の依頼をしないように
● 宅配ボックスを活用するなどの置き配を利用する
● まとめ買いで配達頻度を減らす
● 送り先の住所は正しく記入する
● 町なかにある宅配ロッカーを利用する
トラック業者と荷主で協力し合って時間内に効率よく業務を行っていけるよう問題解決に取り組む必要があります!