職場でのパワーハラスメント(パワハラ)が深刻な社会問題となっています。
これを受け、労働施策総合推進法により、令和4年(2022年)4月からすべての企業にパワハラ防止の取り組みが義務づけられました。
厚生労働省の令和5年度調査によると、労働者の5人に1人が過去3年間にパワハラを受けたとしています。
職場のハラスメント撲滅! パワーハラスメントの定義とは?
職場において行われる
①優越的な関係を背景とした言動であって、
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
③労働者の就業環境が害されるものであり、
①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
優越的な関係とは?
上司から部下に対しての言動だけでなく、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して行われるなどの様々な職務上の地位や人間関係の優越性を背景に行われるケースが含まれる。
業務上必要かつ相当な範囲とは?
個人の受け止め方によって不満に感じる指示や注意・指導があっても「業務の適正な範囲」内であればパワーハラスメントに該当しません。
パワハラについて防止対策措置は義務です!
事業主は職場のハラスメントの防止についてその方針や対策の内容を
就業規則に規定する等により書面で周知をする必要があります。
職場のハラスメントを防止するために一体的に取り組んでいきましょう!
社労士漫画 パワハラ編

作・絵 大﨑友和


