年次有給休暇の計画的付与制度の導入
年次有給休暇(有休)を計画的に取得させるための制度です。
企業が従業員に対して、一定の期間内に必ず有休を取るように指示し、休暇の取得を促進します。
これにより、従業員は休息を取ることができ、企業は業務の計画を立てやすくなります。
日数
付与日数から5日を除いた残りの日数を計画的付与の対象にできます。
活用方法
企業、事業場の実態に合わせたさまざまな付与の方法があります。
- 一斉付与方式 ・・・全従業員に対して同一の日に付与
- 交代制付与方式・・・班・グループ別に交代で付与
- 個人別付与方式・・・個人別に付与
適した事業場・活用事例
- 一斉付与方式 ・・・製造部門など、事業を止めて全従業員を休ませることのできる事業場など
- 交代制付与方式・・・流通・サービス業など、定休日を増やすことが難しい企業
- 個人別付与方式・・・年次有給休暇付与計画表により各人の年次有給休暇を指定
計画的付与制度の導入に必要な手続き
年次有給休暇の計画的付与制度を導入する場合には、
就業規則による規定と労使協定の締結が必要になります。