はかどらない損失 肩こり・腰痛、がまんは禁物!
近年、「国民病」ともいわれる腰痛や肩こり。
厚生労働省の調査でも、多くの業種で腰痛の発生率が高いことが報告されています。
特に保健衛生業や陸上貨物運送業では、全業種平均を大きく上回る発生率となっており、腰痛予防対策の推進が重要な課題です。
放置は禁物! 「はかどらない損失」を生まない職場づくりへ
労働者の健康問題が企業経営に与えるマイナスの影響というと、
まず思い浮かぶのは「アブセンティーズム(Absenteeism)
つまり、体調不良による欠勤や休職といった職場にいないことによる損失です。
しかし、近年注目されているのが「プレゼンティーズム(Presenteeism)」。
これは体調が万全でないまま出勤し、十分なパフォーマンスを発揮できない状態を指します。
見た目には働いているようでも、集中力や判断力の低下、作業効率の悪化などが生じ、
結果として生産性が大きく損なわれてしまいます。
実はこのプレゼンティーズムによる損失は、アブセンティーズムを上回るともいわれています。
今日からできる腰痛予防のポイント
- 長時間の同じ姿勢を避け、こまめに体を動かす
- デスクや椅子の高さを自分に合うよう調整する
- 荷物を持ち上げるときは、腰ではなく脚の力を使う
- ストレッチや軽い体操を習慣化する
- 職場全体で腰痛予防の意識を共有する
腰痛・肩こり対策は、単なる健康管理ではなく経営課題のひとつ。
こまめなストレッチや姿勢改善、職場環境の見直しなど、
できるところから取り組むことで、従業員の健康と生産性の両方を守ることができます。
がまんせずに整えることが、「はかどる職場」への第一歩です。
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急な寒さでスタッフSさんが腰痛を発症し、一時は歩くのもつらい状態に。
病院では「予防には日ごろの運動が大切」とのことでした。
冷えは腰痛や肩こりの大きな原因。
気温が下がる季節は、体を温める工夫を忘れずに。
軽いストレッチやウォーキング、湯船での入浴など、
日常の中でできるケアを意識していきましょう。


